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今日は一つ右の道を(二)

 普段の移動は自転車だから、こうして歩いてみると思っていたよりも一歩一歩は重く、景色はなかなか次の場面を映さない。
 どこかに楽しいことないかな。わたしは自転車に乗っているとき、その「どこか」が無意識に前方にあるように思っていたけれど、歩いている今は右を見ても、左を見ても、地面を見ても、なにか楽しいことが隠れているような気がしてきょろきょろと疑ってしまう。わたしが見過ごしているだけなんじゃないかなって。わたしが楽しいことを見逃して、勝手につまらなくなって、わたしがわるいだけなんじゃないかなって、そんな気がして。


 ここから見えるのは道路と、電信柱と、ちょっとお金持ち風の家と、木と、ゴミステーションと、ゴミステーションの網とゴミ。塀に猫でも寝ていたら、一気にしあわせになったのになあ。虫の声はするけれど、虫の姿は見えない。暑くはない。少し風が吹いているから。
 結局とくに決め手も見つからないまま、なにかを持て余した気分で歩き続ける。 
 あ。このタイル、ビー玉が埋め込んであるよ。素敵だね。かわいいね。…ほんとうに可愛いと思っている?
 なんだかこんなところにまで、妥協点を探しているようだ。





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今日は一つ右の道を



お花みたく一生も短くて、
思う脳みそもなかったら
こんなに乾いた気持ちになんて
ならなかったかもしれない。
わたしの腰から下が根っこでできていたなら
きっと迷子にもならず、目移りもせず、
ただ夏だけを感じて、
春だけを感じて・・・






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